iPhoneを盗まれたら? Wineニュース 情報いろいろ 連載

フランスでiPhoneを盗まれた時の対処法③

警察で被害届を発行してもらったら、次は保険の手続きです。

パスポートを盗まれてしまった方は、在仏日本大使館で『失効手続き』と『再発行もしくは臨時のパスポート(渡航書)』を発行してもらいましょう。

おそらく海外旅行される方は、必ず各種クレジットカードをお持ちの筈です。そのクレジットカードに付帯している『海外旅行損害保険』を使用されるのが一番楽だと思います。
ひと昔前は、旅行に行くのに保険に加入した記憶がありますが、今ではクレジットカードに保険が自動的に備わっているので便利ですね。

お手持ちのクレジットカードを確認し、どこの銀行で発行してもらったか、VISAなのかDCなのか、マスターカードなのかによって、連絡先などが違います。

また、クレジットカードの種類(ブラックカード、プラチナカード、ゴールドカード、家族カード、標準カードなど)によって保障限度額が設けられていますが、どの種類のカードにも保険は付帯しているので安心ください。

さて、連絡先などを調べたら、前もって状況を説明しておくと帰国してからスムーズに保険・保障の手続きができますし、カード会社によっては、被害から2週間以内の報告を必要とする場合もあるようなので、連絡をしておいた方が良いでしょう。

ここで注意が必要なのは、出発してから帰国までの90日間しかこのクレジットカード付帯保険が利用できないということです。

保険・保障の手続きに、日本出発時のパスポートの出国印と日本帰国時の帰国印のコピーなど滞在履歴を証明する必要があります。

基本的にビザなしの海外旅行は90日間以内と法律で定められているので、旅行者さんは大丈夫だと思いますが、留学生やワーキングホリデー滞在者は日本で加入してきた『海外損害保険』を利用することになります。

また、フランス長期滞在者はフランス国内のクレジットカード付帯保険や銀行や保険会社の損害保険を利用することになります。ボクは運よく90日以内のフランス滞在であった為、クレジットカード付帯の保険が適用になりました。

盗まれたiPhoneの代金をまかなう保険を『携行品損害補償』といいます。カード会社やカード種類、保険会社によって補償限度額に違いはありますが、カード会社の保険はだいたい10万円から50万円までが多いと思われます。また、盗まれた品1つにつき10万円を限度にしている保険が多いので、補償が50万円であっても、1つの携行品被害では最大で10万円、2つであれば20万円となります。

さらに型落ちのiPhoneに関しては、市場価格を被害額とする為、数万円ほどしか補償してくれない場合もあります。

日本に帰国したら、すぐに保険の手続きをはじめます。現地で連絡していれば、保険会社より各種書類や必要書類の概要が帰国に合わせて郵送で送られてくると思います。

【必要書類】

  • パスポートなどの身分証明書
  • パスポート記載の旅行滞在履歴
  • 警察の被害届
  • 盗難されたものの領収書や支払い明細など

【領収書や支払い明細がない場合】

原則、保険は領収書や支払い明細がないと補償されないのですが、現金でiPhoneを買ってしまい明細や購入履歴がなく、領収書・レシートもなくしてしまったというケースにも対応してくれる可能性がありますので、ダメ元で申請しましょう。

実はボクはこのケースで補償されました!

【準備したもの】

  • 新しいiPhone12の領収書←多分意味なかったと思います。
  • Appleの紛失の追跡ソフトで表示されていたiPhoneの型番(iPhone11と記載)
  • 購入した日付、購入店舗、おおよその金額を書いた紙

iPhone12の領収書は13万円でしたが、振り込まれた金額は7万円ほどだったので、おそらくiPhone11の市場価格に合わせて補償されたと思われます。

フランスでは盗難・スリが多く、これから旅行を計画の方はくれぐれも注意をして欲しいですが、それでも、被害に遭ってしまう可能性はあります。

そんなときは、深呼吸をして落ち着き、的確に対処をおこなってください!

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