夏のバカンスやフランス国内の新型コロナウイルス対策のロックダウンによって不自由を強いられ日本へ帰国していた人も多いはずです。
また、フランス国内のロックダウンが明け、出張者や観光客への入国制限も緩和され、フランスへの渡航予定もたてやすくなりました。
さらに、日本帰国時に課せられていた『3日間の施設隔離』もフランスからでは免除となったことで、フランス好きの人達は居ても立ってもいられないのではないでしょうか?
そこで、この夏、フランスに帰国・入国した際の内容を紹介したいと思います。
【出発・到着編】
フランス入国に際して、フランスでは『グリーン』、『オレンジ』、『レッド』と3つのカテゴリー分けをしています。
左から順に『安全国(グリーン)』、『注意国(オレンジ)』、『危険国(レッド)』となります。
9月中旬に日本は『安全国=グリーン』から『注意国=オレンジ』になるという報道がありましたが、日仏両国の大使館ホームページにはその旨の記載がないため、おそらく今も『安全国=グリーン』のままだと思います。
在フランス大使館ホームページ
※ここが一番情報を早く正確に伝えてくれていますので、確認ください。
1:出発
滞在許可証を持っている方は、『滞在許可証』と『ワクチン接種証明書』の掲示をお願いされます。ワクチン接種していない方は、『72時間前のPCR検査陰性証明』を掲示を求められると思います。
チェックインカウンターは航空会社=民間の会社な為、ご利用の航空会社によって規制や規則が違いますので、念のため、渡航前には航空会社に問い合わせすることが望ましいです。
現在、どこの航空会社も搭乗人数を制限していたり、搭乗者が少ない状態であったりだと思われます。その為、運が良ければ、アップグレードをうながしてくれたりしますので、機内を快適に過ごされたい方はアップグレードを検討してください。
また、エコノミークラスであっても隣が空席であれば広々と過ごせる為、隣がいないかなど聞いてみるのも良いかもしれません。
2:機内
機内では、コロナウイルス感染者がでてしまった時の連絡や感染経路の特定の為の書類記入をお願いされますので、記入をしてください。
これも航空会社によって様々だと思いますので、もしかすると書類は配られないかもしれません。ちなみにエールフランス航空では記入をお願いされます。
3:到着
到着したらいつも通りイミグレーション(入国管理)に向かいます。
滞在許可証やワクチン接種証明書の掲示を求められるかと準備していましたが、普通に入国スタンプを押されて通過でした。
旅行者の方は、滞在目的など聞かれたり、各種証明書の掲示をお願いされたりするかもしれませんが、基本的には問題ないと思われます。
4:空港から
無事に入国ゲートを通過し、パリ・市街地へ移動をします。
フランスはすでにロックダウンも終了し、平常運転が再開されていますので、公共機関の利用などに制限はありません。
ただし、バスに関してですが、エールフランスバスがこのコロナ禍の影響で廃止になったので、Roissy Bus(ロワシー・バス)のみの運行です。
また、平常運転をしているとはいえ、まだまだ空港利用者は多くはないため、タクシー運転手の数は少な目ですので、注意してください。
面倒だからといって、『白タク(無免許送迎)』に乗るのは避けてください。
次回は『衛生パスポート/Pass Sanitaire』についてをお送りします。