NETFLIXで武田鉄矢さん主演の『小河ドラマ 龍馬がくる』を鑑賞しました。
武田鉄矢さんといえば、熱烈な『坂本龍馬』ファンとして有名で、デビューのきっかけとなったフォークバンド『海援隊』も龍馬に憧れて名付けたそうです。
坂本龍馬との出会いは、当時18歳の武田鉄矢さんが地元福岡の本屋で『司馬遼太郎』さんの『竜馬がゆく』を買い求めたところから始まったそうで、今回の『龍馬がくる』もきっとそこからもじったのでしょう。
武田鉄矢さんの『龍馬知識』は学者並みであり、当時の歴史を紐解いた独自の解釈と持論は非常に面白く、著書『私塾・坂本竜馬』には感嘆した記憶があります。
さて、『小河ドラマ 龍馬がくる』ですが、設定としては、ドラマで坂本龍馬役の武田鉄矢の前に突如、幕末から本物の坂本龍馬がタイムスリップしてくるというもの。
武田鉄矢さんの『持論・龍馬伝』を本物の龍馬に紐解かせていくのかな?と思わせておいて、まさかのどたばたエンターテイメント!
最終回ではまさかの『101回目のプロポーズ』のパロディーまで飛び出し、ひさしぶりに『Say Yes』を聴きましたよ。
洒落のわからない龍馬ファンは怒ってしまうかも?と思わせるほど遊び倒しているんですね。
よく「武田さんが許したな」なんて思いながら観ていたら、なんと脚本を武田さんが作っているではありませんか。
それを思うと、『坂本龍馬』を大勢が憧れる偉人にまで昇華したのは司馬遼太郎さんの力とも言われている中で、今回のドラマはある意味でもっと龍馬の本質を描きたかったのかな?なんて思えちゃったりするわけです。
とはいえ、これ50年以上、龍馬に憧れ、魅入られた武田鉄矢さんだけが描くことを許されるというか、万が一鉄矢さん以外がつくったら、真っ先に鉄矢さんが怒るような気もしますね。