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【帰国者必見】フランス→日本帰国時の手引き・退所(出所)編

長く暇な軟禁生活もようやく最終日、出所の日の朝です。
アマゾンプライムやNETFLIXなどの動画配信サービスや電子書籍、小腹が減った時用の食料、コーヒー・紅茶などの嗜好飲料、美容用品などのリラクゼーションアイテムを事前に準備されていた方は、比較的快適に過ごせたと思います。

朝6時半頃に館内放送が流れ、本日出所の方は『コロナウイルス感染の検査』をおこなうことになります。
お部屋のドアノブに『検査キット』が吊るされていて、そこに唾液を注入にします。注入し終えたら、冷蔵庫保管をおこない、7時過ぎに係員の方が回収してくれます。その際、パスポートの掲示を求められるようなので、パスポートの用意もお忘れなく。(ぼくは求められませんでした)
※過度の歯磨きやうがい、飲食は検査に支障があるため、唾液注入するまで控えてくださいとのこと。

回収し終えてから、検査結果がでるまで数時間掛かるので、引き続き部屋でのんびりするのですが、ホテルから直接帰宅というわけには行かず、必ず成田空港に一度行かなければいけません。
出所時間は決まっていて、16時、18時、翌朝10時となっており、成田空港行きのバスが用意されます。

帰宅方法には『公共交通機関』『タクシー』などの利用は禁止されている為、事前に『送迎ハイヤー(貸し切り)』『レンタカー』『家族・友人の迎え』を準備する必要があります。また、各種お迎えもホテルにではなく成田空港で待ち合わせをしないといけません。

12時過ぎに部屋の内線に電話があり、『陰性』の結果を伝えられればといよいよ『出所』の準備です。
ぼくの場合は、16時に出所時間を予約していましたので、15時ほどに電話でチェックアウトをおこなうようにうながされます。

荷物を持っていよいよ『出所』です。貸出されていた体温計とルームキーも返却するため持っていきます。
ロビーにおりると、チェックイン時同様に個別の窓口が用意されており、係員の方から『今後の10日間(帰国から2週間)』の説明を受けます。
・厚生労働省からのメールが毎日11時頃に来るので返信すること
・インストール済の位置情報報告のアプリがスマホに『今どこ?』の通知を送ってくるため、必ずアプリを起動させ、『今ここ』ボタンを押し、位置情報を送信すること
・抜き打ちで電話やSKYPEに連絡がある可能性があるので、応答すること
・公共交通機関の利用はしないこと
・極力人との接触は避けること
だいたいこのような説明を受けると思います。

【厚生労働省からのメール】
このメールに記載されているURLから報告をおこないます。
【位置情報報告アプリ】
位置情報の確認が通知されます。
『今ここ!』ボタンを押して、位置情報を報告します。

これにてようやく軟禁生活終了です。バスに乗り込むと出所者たちがすでに大勢席についていますが、皆さん『陰性』結果の為、密でも安全です。(本当?若干不安になります)
第1ターミナル、第2ターミナルのどちらかで下車ができます。

バスから降りるとなんとも不思議な気持ちになります。
3泊4日と短い期間であっても、監視付きの軟禁生活で自由を強制的に奪われていたことは事実な為、解放感を感じます。
大げさですが、『シャバの空気がうまい!』という気持ちがわかります!刑務所からでてきた方はこの何十倍もの解放感があるのでしょうね・・・。

さあ、ここからは帰宅ですが、ぼくは『レンタカー』を予約していたので、レンタカー会社の方に迎えに来てもらい、車受け渡しの場所まで送迎してもらいます。

なのですが、『シャバ』はね、やっぱり『自由』なんですよ。
誰も監視していないのです。
空港内には電車やバスが走っていますが、誰も監視していないので、利用可能だと思われます。
レンタカー会社の方を待っている間、一緒に出所された外国人の方を目で追っていましたが、普通に『電車』に乗り込もうとしていましたし、レンタカー会社の方の送迎車に乗り込むとき、一緒に出所された日本人&外国人の方が、都内行きのバスの停留所でバス待ちしていました・・・。

ん~、これはいかがなものかな?
ただ、陰性結果はでていますし、出国時の検査から入国時の検査、ホテルチェックアウト時の検査まで含めれば、5日間、6日間『陰性』なので、無症状だからと検査されていない方よりかは安全だとは思うのですが・・・。
規則では『公共機関禁止』なわけですからねえ。

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